24時間ワンオペの0歳育児|孤独と限界をどう乗り越えたか?
0歳の子育て、正直「しんどい」と感じていませんか?
特に、ワンオペで毎日ひとりで育児をしていると、夜泣き・寝かしつけ・終わらない不安に押しつぶされそうになる瞬間が何度もあります。
私自身、24時間誰の手も借りられない育児を経験しました。
産後の体もつらく、家には赤ちゃんと私だけ。周りと比べては落ち込み、「自分はダメな親かもしれない」と思ったこともあります。
この記事では、そんな私が実際に感じた悩みのリアルと、そこから少しずつ抜け出すきっかけになった「今すぐできる対策」を紹介します。
🔍この記事でわかること
- 0歳児育児でつらくなる具体的な理由
- ワンオペ育児で孤独を感じたエピソード
- 少しでもラクになるための心と生活の工夫
24時間ひとりきりの限界育児|ワンオペで悩んだ私のリアルと工夫
0歳児との暮らしは、毎日が新しくて、愛おしい瞬間にあふれています。
でもその裏側には、24時間ひとりきりで赤ちゃんと向き合う、見えない苦しさがありました。
ここでは、私がワンオペで育児をしていたなかで、とくにしんどかった場面と、
どうにか乗り越えてきた小さな工夫を、リアルな言葉で綴ります。
同じように「もう限界かも」と感じている方に、少しでも届きますように。
帝王切開の傷が痛むなか、育児は待ってくれなかった
出産を終えたその日から、赤ちゃんのお世話は始まりました。
でも私の体は、帝王切開の傷が痛み、起き上がるだけでもつらい状態。「まずは自分の体を休めたい」という願いは、現実にはなかなか叶いませんでした。
赤ちゃんは泣くし、おむつもミルクも待ってくれません。
母乳をあげるだけで精一杯。自分のご飯すら用意できず、家事に手をつける余裕なんてまったくありませんでした。
夫は遠方に住んでいて、日常の育児には関われず、家には私と赤ちゃんだけ。
誰かに交代してもらうこともできず、「この状態が毎日続くのか」と思うと、心が折れそうでした。
そんな私が助けられたのは、産後ケア入院でした。退院を少し延ばして、専門スタッフのいる施設で休養をとれたことは、体にも心にも大きな支えでした。
また、産前に冷凍食品や栄養サプリを準備しておいたことも、ほんの少し自分を楽にしてくれました。
どんなに備えていても完璧にはならないけれど、「備えておいてよかった」と心から思った瞬間でした。
妊娠・出産期のリアルな体験については、こちらの記事で詳しくまとめています。
👉 別居婚で迎えた初めての出産|立ち会いなしでも支え合えた私たちの記録
泣き止まない理由がわからない。「私のせい?」と責めた日々
0歳の赤ちゃんは、まだ言葉を話せません。
だから泣くしかないのはわかっていても、何をしても泣き止まないとき、「私が悪いの?」「育て方が間違ってる?」と自分を責めてしまうことがありました。
初めての育児では、どの泣き方が空腹で、どれが眠いのかすらわからず、毎回が手探り。
不安でネット検索ばかりしては、情報の多さにかえって混乱することもありました。
ときには、「息が止まったらどうしよう」とパニックになり、赤ちゃんと一緒に泣いてしまった夜もあります。
それくらい、“わからないこと”の連続は、心をじわじわと追い込んでいきました。
そんなとき、私は夫、母、義母にたびたび相談しました。
夫は調べた情報をわかりやすく送ってくれたり、母たちは「誰でも最初はそうよ」と励ましてくれたり。
頼れる人がいるだけで、だいぶ気持ちが軽くなったのを覚えています。
今振り返ると、育児の「わからなさ」は誰にでもあって当然。
だからこそ、自分ひとりで解決しようとしないことが、いちばんの対策だったのかもしれません。
終わらない夜泣き、代わってくれる人がいない絶望感
夜泣きは、0歳育児のなかでもとくにつらかったことのひとつです。
何度も起こされるうえに、何をしても泣き止まない。
抱っこしても、授乳しても、背中をとんとんしても、眠ってくれない夜が続きました。
隣に誰かがいれば「お願い、少しだけ代わって」と言えたかもしれないけれど、ワンオペの私は交代もできず、
赤ちゃんを抱いたまま、ただひたすら耐える夜が何日も続きました。
ときには、「このまま泣き続けて、息が止まったらどうしよう」と不安が爆発して、私も泣き出してしまったことがあります。
心も体も、もう限界。眠れない夜の孤独は、想像以上でした。
正直なところ、夜泣きに“これさえやれば解決”という正解は見つかりませんでした。
それでも翌朝、支援センターや友人に話を聞いてもらうことで、少しずつ気持ちを取り戻すことができた気がします。
そして、たまに赤ちゃんがすんなり寝てくれる夜は、
ソファでミルクをあげながら、私もイヤホンでドラマを観たりできて。
「この子と一緒にいられるのって、悪くないかも」と思える瞬間も、たしかにあったんです。
「家にいるのは私と子どもだけ」その孤独が一番つらかった
ワンオペで0歳児と過ごす毎日は、家に大人が誰もいないという状況が想像以上に堪えました。
赤ちゃんが可愛くても、ずっとひとりきりで話し相手がいないと、孤独感はどんどん積もっていきます。
とくにしんどかったのは、もし何かあったときに誰も助けてくれないという不安。
災害時のこと、私が倒れたとき、寝ている間に赤ちゃんの呼吸が止まったら……
そんな想像が止まらなくなり、眠れない夜もありました。
私なりに対策として、災害用の備蓄や避難リュックを見直したり、
ベビーセンサーを導入して赤ちゃんの様子を常に確認できるようにしたりしました。
また、支援センターに早めに顔を出したり、かかりつけの小児科と信頼関係を築いておくことも、後々の安心材料になりました。
でも何より、X(旧Twitter)で他のママたちの投稿を見ること、
母や友人にちょっとしたことでも話すことが、いちばんの救いになっていました。
「みんなもがんばってる」「一人じゃない」って思えるだけで、どれだけ救われたかわかりません。
0歳育児の孤独は、環境や制度以上に“気持ちの共有”が鍵なのかもしれません。
だからこそ、これを読んでくれているあなたにも「ひとりじゃない」と伝えたいです。
ひとりきりでも、ひとりじゃなかった|ワンオペ育児を支えてくれた夫の存在と小さな工夫
0歳児とのワンオペ育児は、たしかに毎日が限界の連続でした。
でも、そんな中でも少しずつ前に進めたのは、離れていても私を支えてくれた人がいたからです。
ここでは、夫のサポートや、私自身が見つけた乗り越え方についてお話しします。
どれも大きなことではないけれど、積み重ねが心の余裕につながりました。
育児に直接関われなくても、夫のサポートは大きかった
我が家は別居婚で、夫は遠方に住んでいます。
0歳育児のほとんどを私一人で担う「ワンオペ」状態でしたが、それでも私がつぶれずにいられたのは、夫が理解しようとしてくれていたからだと思います。
夜中の授乳で寝不足、マミーブレインでうまく言葉も出てこないとき、
「肌にブツブツが出た」「ミルクのあと吐いた」など、どんな小さなことでも夫にLINEしていました。
すると夫は、すぐに調べて要点をまとめて送ってくれたり、
「気になったことは何でも送って。あとで読むのが楽しみだから」と言ってくれたりして、
離れていても「一人じゃない」と思わせてくれました。
育児に直接関われなくても、話を聞いてくれる人・寄り添ってくれる人がいるだけで、心の持ちようはまったく違います。
私は夫のおかげで、ワンオペでも「孤育て」ではなかったと感じられました。
「ありがとう」と言ってくれる。小さな思いやりの積み重ねが効いた
0歳育児のしんどさは、体力だけでなく「誰にも評価されないこと」にもありました。
夜中に何度起きても、部屋がぐちゃぐちゃでも、必死に頑張っているのに誰からも「おつかれさま」と言ってもらえない日が続くと、どこかで「なんのためにやってるんだろう」と虚しくなってしまう瞬間があります。
そんなとき、夫が会いに来てくれた日に言ってくれた「いつも本当に頑張ってるね」「ありがとう」という一言が、すごく沁みました。
どんなに離れていても、私の頑張りを“見てくれている人がいる”と感じられたことは、何よりの支えでした。
妊娠中に我慢していたお寿司を買ってきてくれたり、「旅行に行こう」と声をかけてくれたり。
モノではなく、気持ちで寄り添ってくれることが、私の心を軽くしてくれました。
育児中は、相手のちょっとした一言や気遣いが大きな意味を持ちます。
離れていても、「ありがとう」と伝え合える関係が、私たちの別居婚育児を支えていたように思います。
ワンオペでも、別居でも、家族のかたちは築けます。
その実感を綴ったこちらの記事もぜひご覧ください。
👉 別居婚でも家族の絆は築けるのか?──「一緒に住まない結婚」への誤解とその実態
「頼っていい」と思えたことで、私は少し楽になれた
0歳育児の最初の頃、私は「母親だから頑張らなきゃ」「人に頼るのは甘えかも」と思い込んでいました。
でも現実は、産後の体は思うように動かないし、心もいっぱいいっぱい。
それでも無理をして、「私が全部やらなきゃ」と抱え込んでいた時期がありました。
そんなある日、夫から「つらいなら、何か使えるサービス探してみようよ」と言われたのが、私の考えを変えるきっかけでした。
それまでは“頼る=負け”のように感じていたけれど、「頼る=選択肢を増やすこと」なんだと気づけた瞬間でした。
そこからは、産後ケアや育児ヘルプ、支援センターや行政の相談窓口など、使えそうなものには思い切ってアクセスしてみるように。
何かあったときに相談できる先があるだけで、気持ちはずいぶん軽くなります。
「母親だから」「自分で頑張らなきゃ」という思いが、実は自分を苦しめていたと今はわかります。
育児は、ひとりでやるものじゃない。そう思えたことが、私のワンオペ育児の転機でした。
育児に関する相談やサポート窓口は、公的にも整備されています。
こども家庭庁の「相談窓口・自治体相談機関」ページでは、都道府県・市区町村の窓口が探せます。
「頼っていい」の選択肢のひとつとして、ぜひチェックしてみてください。
▶ こども家庭庁|相談窓口・自治体相談機関一覧
ひとりで頑張らなくていい|支えと工夫で、ワンオペ育児は乗り越えられる
0歳育児は、心も体も限界を感じる瞬間の連続でした。
それでも、誰かの言葉や小さな支えに助けられながら、私はワンオペ育児をなんとか乗り越えてきました。
支援サービスや制度は、最初は「自分には向いてないかも」と思っていたけれど、実際に試してみたら意外と良かったというものもたくさんありました。
だからこそ、頼れるものは頼っていい、ひとりで全部抱え込まなくていい、と伝えたいです。
✅この記事のまとめ
- 0歳育児は「つらい」があって当然。特にワンオペならなおさら
- 夫の理解や言葉、見守りが心の支えに
- 「頼っていい」と思えたことで、世界が少し変わった
- 支援や制度は「向いてない」と思わずに、試してみるのがおすすめ
- ひとりで頑張りすぎなくても大丈夫。あなたは十分やっている
完璧じゃなくても、泣いても、自分を責めてしまっても大丈夫。
今日も赤ちゃんと一緒に過ごしたあなたは、それだけで十分すごいのだと思います。