別居婚のメリットとは?実際に選んだ私たちの理由とリアルな暮らし
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別居婚のスタイルの違い /
お金と制度の話 /
妊娠・出産・育児について /
私たちが別居婚を選んだ理由
🔍 この記事でわかること
- 別居婚のメリットとデメリットの具体例
- 実際に別居婚を選んだ私たちの理由
- 別居婚が向いている人・向いていない人の違い
- 「別居婚したい」と言われたときの考え方や対応
「結婚したら一緒に住むのが当たり前」と思っていませんか?
けれど、現代では あえて一緒に住まない結婚=別居婚 を選ぶ人たちも増えています。
私たちも、遠距離恋愛からそのまま別居婚というスタイルを選び、今も穏やかに暮らしています。
このページでは、「別居婚 メリット」の検索意図に正面から向き合い、一般的なメリットだけでなく、実際に暮らして感じたリアルも交えてご紹介します。
「別居婚ってうまくいくの?」「したいって言われたけど不安…」という方にも役立つように、向いている人/向いていない人の違いや、周囲の説得・子育て・お金の工夫についても解説します。
この先の人生を、「自分たちらしい形」で歩みたいと考えている方へ──
別居婚のリアルな可能性を、ぜひ一緒に見ていきましょう。
別居婚のメリットとは?
別居婚には「自由そう」「楽そう」といったイメージがある一方で、「本当にうまくいくの?」「意味あるの?」という声もよく聞きます。
まずは、よく知られている基本的なメリットから確認してみましょう。
自由な時間と空間を確保できる
別居婚では、お互いに自分の生活スタイルを維持しやすくなります。
趣味やキャリア、人間関係を大切にしながら、無理なく夫婦関係を築けるのが大きな魅力です。
別居婚には週末婚・遠距離婚・デュアルライフなどさまざまなスタイルがあります。
👉 別居婚のスタイルの違いはこちら
喧嘩やストレスが減り、関係が安定する
一緒に暮らしていたら起きがちな「些細なことでの衝突」や「生活習慣のズレ」も、物理的な距離があることで抑えられる傾向があります。
適度な距離があることで、かえって精神的な安心感が生まれる夫婦も多いです。
生活や価値観の違いを尊重しやすい
同じ屋根の下で暮らすと、お互いに合わせる場面が多くなりがち。
別居婚であれば、家事分担・生活リズム・対人関係などの価値観の違いを、干渉せずに尊重することができます。
実際に別居婚を選んだ理由と私たちの暮らし
ここからは、私たち自身が「なぜ別居婚という形を選んだのか」、そしてその暮らしの中で感じたリアルをお伝えします。
結婚を考えたとき、私には譲れない仕事や生活拠点がありました。けれど、だからといって結婚を諦めたくはなかったのです。
そもそも、なぜ私たちは別居婚を選んだのか?背景や価値観の違いについてはこちらの記事でまとめています。
👉 私たちが別居婚を選んだ理由
引っ越さずにキャリアを継続できた
夫は他県で働いていますが、私は自分のキャリアを手放したくなくて、夫の元に引っ越す選択はしませんでした。
結果として、今までの職場や人間関係をそのままに、結婚という新しい関係を築くことができました。
これは私にとって大きな安心材料であり、「結婚=全てを変える」という思い込みを外してくれた体験でした。
ワンオペ育児でも工夫して夫婦で協力できた
現在、子育てのほとんどは私が担っており、いわゆる“ワンオペ”の状態です。
ですが、健診の共有や食事記録をアプリで見せ合うことで、遠くにいても育児に関わる仕組みをつくってきました。
出産での想定外の医療費や急に必要になった子供関連の費用も、夫がすぐに負担してくれたことは大きな支えでした。👉 別居婚にかかるお金のリアルはこちら
遠距離でも安心して過ごせる関係を築けた
もともと遠距離恋愛だった私たちは、別居婚になったことで特に喧嘩が減った、という実感は正直あまりありません。
でもそもそも、遠くにいても不安にならない関係性が土台にあったからこそ、結婚に踏み切れたのだと思います。
毎晩の電話や、ちょっとした写真・近況報告の積み重ねが、物理的距離を「心理的な安心」で埋めてくれる──それが私たちの別居婚です。
別居婚がうまくいく人・うまくいかない人の違い
どんなにメリットがあっても、別居婚が「すべての人に向いている」とは限りません。
ネット上でも「うまくいかない理由」や「不安を感じた体験談」が多く語られているように、相性や工夫が必要なスタイルでもあります。
ここでは、私自身の体験やこれまでに出会った別居婚カップルの事例をもとに、向いている人/向いていない可能性がある人の特徴をまとめてみました。
では、どんな人に向いているのでしょうか?
うまくいく人の特徴
- 自立心がある(自分の時間を楽しめる)
- お互いの生活を尊重できる(干渉しすぎない)
- 信頼関係が築けている(不安を感じにくい)
- 感情ではなく事実で話せる(お金や家事分担も冷静に話せる)
- 「会えない時間」を前向きに捉えられる(会えたときの喜びを大事にできる)
うまくいかない可能性がある人の傾向
- 寂しがりで、日常的な共有を強く求める人
- 相手の行動が気になりすぎて不安になる人
- 喧嘩の後、すぐに関係を修復したいタイプ
- 役割分担や家計の話し合いが苦手な人
- 親や周囲からの反対に揺らぎやすい人
もちろん、「こういう人は絶対に無理」というわけではありません。
ただ、別居婚では物理的な距離があるぶん、心の距離を埋める工夫や、自己管理力があるとスムーズにいきやすいのは確かです。
もちろん、「こういう人は絶対に無理」というわけではありません。
ただ、別居婚では物理的な距離があるぶん、心の距離を埋める工夫や、自己管理力があるとスムーズにいきやすいのは確かです。
心理的な不安や浮気への心配をどう乗り越えるかは、こちらの記事でも詳しく解説しています。
👉 遠距離の彼が浮気してるかも…それでも関係を続けたいあなたへ
別居婚したいと言われたらどうする?よくある疑問に答えます
別居婚というスタイルはまだ一般的とはいえず、周囲からの反対や、自分自身の迷いも生じやすいものです。
ここでは、よくある質問にQ&A形式でお答えしていきます。
Q. パートナーに「別居婚したい」と言われたけど、どう受け止めればいい?
最初は驚くかもしれませんが、これは「距離を置きたい」という意味ではなく、お互いを大切にするための選択肢として提案されている可能性があります。
例えばキャリアや実家の事情など、背景には前向きな理由があることが多いです。
まずは一度フラットに話を聞き、なぜその提案に至ったのか、どんな未来を描いているのかを一緒に考えてみることをおすすめします。
別居婚という選択肢を相手や周囲にどう伝えるか、不安や反対がある場合の向き合い方は、こちらの記事でより詳しく紹介しています。
👉 別居婚に反対されたときの伝え方と考え方
Q. 別居婚って、結婚してる意味あるの?
一緒に住まない=心が離れている、というわけではありません。
むしろ「会えない時間をどう過ごすか」「会える時間をどう使うか」といった質の高い関係づくりが求められるスタイルです。
形式よりも、どう支え合うか・どう信頼し合うかを重視したい人にとっては、意味のある結婚の形だといえるでしょう。
👉 別居婚でも家族の絆は築ける?距離があってもつながる方法と実例
Q. 子どもができたらどうするの?
子育て期の別居婚には課題もありますが、あらかじめ役割分担や支援体制を明確にしておくことで工夫は可能です。
私たちも出産前にお金のことや連絡手段を整理し、実際にワンオペ状態でも夫の支えを感じながら育児ができています。
妊娠・出産の記録や育児中のサポートについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
👉 別居婚で迎えた出産と子育て
具体的な工夫や、ワンオペ育児のリアルな対策については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
👉 0歳の子育てがしんどい…別居婚ワンオペのリアルと対策
また、公的な支援制度について気になる方は、厚生労働省の「子ども・子育て支援制度」ページをご覧ください。
→ 厚生労働省:子ども・子育て支援制度
Q. 周囲にどう説明したらいい?
「夫婦なのに別居してるの?」と驚かれることもありますが、
そのたびに、お互いの生活を尊重していて、今の形が私たちにとってベストだと伝えるようにしています。
自信を持って説明できるようになると、不思議と周囲も理解を示してくれるようになります。
別居婚のメリットは「自分たちらしい関係」の追求にある
別居婚は「自由そうでいいな」と思われる一方で、実際には自立・工夫・信頼が求められる関係性です。
ただ、それができれば、結婚という制度の中で「自分たちらしい暮らし方」が叶う、とても柔軟なスタイルでもあります。
この記事では、以下のようなポイントをお伝えしました。
🔎 記事のまとめ
- 別居婚には「自由」「ストレスの少なさ」などのメリットがある
- キャリアや家庭事情によって「一緒に住まない選択」が有効になることも
- 向いている人と、向いていない可能性がある人の傾向がある
- 「別居婚したい」と言われたときは、背景の意図を知ることが大切
別居婚は、受け身の姿勢では続けるのが難しいかもしれません。
でも、だからこそ夫婦でルールを考え、仕組みをつくっていく楽しさがあります。
別居婚のメリットを知りたいと思ったあなたが、自分たちにとってのベストな形を見つけられますように。
少しでも参考になれば幸いです。