別居婚の妊活事情:遠距離夫婦ならではの課題と解決法

新芽 妊娠・出産

私たちは妊活を意識する前に、自然と子どもを授かることができました。 妊活のつらさを経験したわけではありません。子どもは望んでいましたが、焦っていたわけではありません。でも、別居婚という少し珍しい形で暮らしていると、「もし望んでもなかなかできなかったら、どうなっていたんだろう?」と考えることがあります。

会うために新幹線が必要な距離、自由と引き換えの生活スタイル。 その中で妊活をするって、想像以上に大変なんじゃないかと、社会や生活の仕組みを見ながら感じたことがいくつかありました。

この記事は、「妊活しなかった私」が、別居婚という形だからこそ気づいた“距離”のハードルについてまとめたものです。 妊活中の方に向けて…ではなく、これから結婚や別居婚を考える方に、「事前に知っておいてもらいたいこと」としてお届けします。

第一子は偶然だったからこそ考える、第二子のこと

第一子のときは、妊活を意識する間もなく授かることができました。 でも今、第二子を考えたとき、「このまま同じようにいくとは限らない」と冷静に感じています。 特に別居婚の私たちは、同じ場所に住んでいる夫婦よりも“タイミング”が重要になる。 そのために、今から妊活について考えておきたいと思うようになりました。

実際、年齢的なことを考えても、できるだけ早く授かりたい気持ちがあります。 また、仕事の兼ね合いなど社会的な環境も無視できません。 でも、その望んでいる短い期間に妊娠できる確率って、正直かなり低いのではないかと思っています。

夫婦が「こうしたいね」と理想を語り合うことももちろん大切ですが、 現実をふまえると、精神的にも身体的にも、もっと準備やサポートが必要だと感じています。 妊娠しやすい体づくりや検査なども視野に入れつつ、無理のない方法を一緒に探していきたいと思っています。

タイミング法は、別居婚にはハードすぎる

妊活の基本といわれる「タイミング法」。 でもこれ、実は物理的に離れて暮らしている夫婦にとってはとても難易度が高い方法です。 お互いに予定を調整し、排卵のタイミングに合わせて会う――それだけでもプレッシャーがかかるし、スケジュールの都合でどうにもならないこともある。

しかも、そのプレッシャーが積み重なることで、夫婦関係がぎくしゃくしてしまう可能性もあると感じています。 距離があるからこそ、精神的には近く、仲が良くないと妊活は成り立たない。 私たちは「自由で心地よい距離」を選んだつもりだったけれど、妊活においてはそれが“難しさ”になると気づきました。

偶然の力を信じながら、計画的に進めたい

第一子を授かったときは、まったく予定していなかった日に、なぜか夫に会いたくなって会いに行きました。 予定外に会うなんて、それが最初で最後。 その日に授かったので、いま思えばとても不思議で、神秘的な体験でした。

でも、だからこそ第二子は、もう少し計画的に向き合いたい。 偶然の力を信じる一方で、できる準備はしておく。 体調管理、心の余裕、夫婦のコミュニケーション。 すべてを「遠距離」でもできるように考えて、準備していく必要があると感じています。

ここで大切なのは、妻だけが準備をするのではなく、夫も一緒に身体的・精神的に準備を進めることです。妊活は二人三脚で進めるもの。夫側の身体的準備として、食事や運動、禁煙、節酒などが重要です。さらに、妊活中はお互いの気持ちをサポートし合うことが大切です。お互いに協力し、妊娠しやすい環境を作ることが、無理なく準備を整える方法だと考えています。

まとめ:別居婚で妊活するということ

この記事で書いたことは、「別居婚で妊活をするときのリアルな壁」です。 もちろん、同居していても妊活は簡単ではありません。 でも、物理的に距離があることで起きる問題、タイミングの難しさは、実際にやってみないと分からないことばかりです。

これから結婚を考える人、あるいは「別居婚って自由でよさそう」と思っている人にこそ、知っておいてもらいたいこと。 私たちは別居婚を選んだことに後悔はありません。 でも、「妊活や育児」というライフステージに差しかかったときに、壁が多いのも事実です。

これから第二子に向けて、私たちがどんな選択をしていくのか――
その過程も、ここで少しずつ記録していけたらと思っています。

 

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